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やっちまった・・・

真面目な話し・・・

逮捕される前に書いておく。

さっき帰宅時、「ひき逃げ」をしてしまった。

途中買い物をして近回りに農道のような道を走ったのがいけなかった。

年齢不詳の彼は突然、道路に飛び出してきたのだ。避ける間なんてない。

間の悪いことに、丁度対向車がいた・・・。

ボクが轢いたのはかれの上半身だったらしく、分断された下半身が

どうやら対向車のフロントガラスに飛び散ったようだ。

対向車は急ブレーキで停車し、ボクの走り去るのを見ていたから

車のナンバーは控えられたに違いない。

まもなく警察がやってくるかもしれない・・・。

どうしよう・・・。

逃げても無駄だろう・・・。

即死で生命を奪ってしまったのだ。

罪状はなんだろう・・・。自動車運転過失致死だろうか。

何年刑務所に入るのだろうか・・・。

怖い・・・震える・・・。

彼も気の毒だが、遺族のことまで考えると恐ろしくなる。

あああ、なんてことをしてしまったんだろう。

自首すればよかった・・・今からでも自首すべきか・・・。

彼はもう笑ったり、泣いたりもしないどころか呼吸もしないのだ。

うまく逃げ通せたとしても彼の仲間からは逃れられない・・・。

ボクはずっと悩まされることになる。

彼の泣く声が頭に渦巻いている・・・。

ゲロゲロ、ゲロゲロ、ゲロゲ~ロ・・。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

カエルのうたが 聴こえてくるよ ケロ、ケ

        カエルのうたが 聴こえて

                カエルの


バッハに負けない立派なフーガだ

OTTAVA conbrioで中島朋子が前半だけ朗読

した「おまえうまそうだな」

(作絵 宮西達也)

を図書館で借りてきた。

感動的な絵本なので全文紹介する

(絵が見せられないのが残念!)

《》は絵を解説

 むかし むかし  
 
おおむかし。

 ある はれた

ひの こと。

 やまが

ドドド・・・

と ふんかして、

じしんが

グラグラグラ・・・

 そのとき、


アンキロサウルスの

あかちゃんが

うまれました。

 でも、

こんなに

ひろーい ところに

ひとりぼっちー。

 あかちゃんは さみしくて

しくしく なきました。

 そして、なきながら

とぼとぼ あるいて

いると、


 《ガォー!》


「ひひひひ・・・おまえ

 うまそうだな」

 ティラノサウルスが そう いって、

よだれを たらたら ながしながら

とびかかろうと した そのときです。


「おとうさーん!」

 アンキロサウルスは ティラノサウルスに

しがみつきました。

「さみしかったよ。こわかったよ」

 ティラノサウルスはびっくり!

 おもわず こう いってしまいました。

「なんで、おれさまが

 お、おとうさんだって わかったんだ?」

「だって、ぼくの なまえ よんだでしょ。

 なまえを しっているんだから、

 おとうさんだよね!」

「な、なまえ・・・?」

「うん。『おまえ うまそうだな』って。

 ぼくの なまえ 

 ウマソウ なんでしょ」

 ティラノサウルスが

きょとんと しているとー、


「ぼく、おなか ぺこぺこだよ」

 そう いって ウマソウは むしゃむしゃ

くさを たべはじめました。

「おいしい! おとうさんも たべなよ」

「あ、ああ・・・あむあむあむ・・・。

 くさよりも、にくのほうが・・・。

 い、いや、おとうさん おなか

 すいてないから、おまえ ぜんぶ 

 たべろ」

「ありがとう。ぼく いっぱい たべて、

 はやく おとうさんみたいに なりたい」

「お、おれみたいに なりたい・・・」

 ティラノサウルスが ちいさな こえで

 そう いったときです。


 キランタイサウルスが めを

ぎらぎらさせて ちかづいてきました。

「ひひひ・・・うまそう」

「おじさんも ぼくのこと しってるんだ」

「ああ、よーく しっているさ。

 うまそうだからな」

 そう いうと、

キランタイサウルスは おおきな くちを

ぱかっと あけて、ウマソウに

とびかかりました。

ガブリ!


「う・・・」

ティラノサウルスは

ウマソウを まもりました。

 そして、いたいのを がまんしながら

しっぽを びゅーんと ふって・・・。


 バッシーン

 ウマソウは なにも しらずに

むちゅうで くさを たベていました。


 くさを たべおえると、

ウマソウは すやすや 

ねむってしまいました。

 それを みながら ティラノサウルスは

つぶやきました。

「おれみたいに なりたい、か」

 せなかの きずよりも

こころが ずきん ずきんと

いたむ よるでした。


 つぎの ひの あさ、

 ドカーン

 やまの ふんかで ティラノサウルスは

めを さましました。

 ウマソウが いませんでした。

「あいつ、ど、どこに いったんだろう?」

 ティラノサウルスは

のっしのっしと さがしました。

 いわの かげも いけの なかも

はやしの なかも くさむらも・・・。

(もしかしたら、きのうの

 キランタイサウルスに・・・)

 そのときです。

「おとうさん」


 ふりかえると、あかい みを せなかに

のせて ウマソウが あるいてきました。

「おとうさん、これ たべて。あんまり

 くさ、すきじゃないんでしょ。ぼく、

 あっちの やままで いって

 とってきたんだよ。すごいでしょ」

「な、なんで、そんな とおくまで

 いったりするんだ! 

 あぶないじゃないか!」

 ティラノサウルスが おこって おおきな

こえを だすと、

「ご、ごめんなさい。おとうさんが

 よろこんでくれると おもって・・・。

 ごめんなさい」


「わ、わかった。もう いい。

 なかなくて いい・・・」

 ティラノサウルスは そう いうと、

あかい みを ひとつ、ぽーんと

くちの なかに いれました。

「ありがとう、ウマソウ。おいしいよ」

 つぎの ひから ウマソウは、まいあさ

ティラノサウルスの ために あかい みを

とりに いきました。


 やがて ティラノサウルスは、ウマソウに

いろいろな ことを おしえるように

なりました。

「ウマソウ。これが たいあたりだ」

 それを みて ウマソウは いいました。

「うわー、すごい! ぼくも はやく

 おとうさんみたいに 

 なりたいなぁ・・・」


 しっぽの つかいかたも おしえました。

 それを みて ウマソウは いいました。

「うわー、すごい! ぼくも はやく

 おとうさんみたいに 

 なりたいなぁ・・・」


 ほえかたも おしえました。

 それを みて ウマソウは いいました。

「うわー、すごい! ぼくも はやく

 おとうさんみたいに 

 なりたいなぁ・・・」


 そうして

なんにちも なんにちも すぎました。

 あるよる、テイラノサウルスは

いいました。

「ウマソウ、おまえには もう 

 おしえることが なくなったよ。

 だから きょうで おわかれだ。

 さようなら」

「いやだ!! いやだ!!

 ぜったい いやだ!!」

 ウマソウは、ぽろぽろ なみだを

ながしました。

「ぼく、おとうさんみたいに

 なりたいんだ。 おとうさんと ぜったい

 いっしょに いる!」

「ウマソウ、おれみたいに なったら

 だめなんだ。

 いや、おまえは おれみたいに

 なれないんだよ」

「いやだ!! いやだ!!

 ぜったい いやだ!!」

「よーし、わかった。あそこの やままで

 きょうそうしよう。

 もし おまえが おれに かったら、

 ずーっと いっしょに いてやる」


「よーし、ぼく まけないよ」

 ウマソウは なみだを ふくと

はしりだしました。

 ぜんそくりょくで はしりました。

 やまに むかって はしりました。

「ぼく、おとうさんと ずっと

 いっしょに いるんだ!」

 ウマソウは うしろも みないで

どんどん はしっていきました。


《ティラノサウルスは走りださない》


《ウマソウは アンキロサウルスの 

 夫婦と であう》


「さようなら ウマソウ・・・」

 ティラノサウルスは そう つぶやいて

あかい みを ひとつ たべました。


         完

発行 ポプラ社

 

 


 

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