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原発はいらない4

 タマはないのか?

タマってのは人のことです。年間被曝量にまだ達していない人のこと。

原子炉の周辺など、本来なら熟練した技術を持つ人が作業にあたった方が

効率も、安全性も高いのは言うまでもないが、そういう人に限って、先に

年間被曝量には早々に達してしまうものなんですね。

だから、素人同然の人間までかり出されてしまう事が日常茶飯事だそうです。

昨日、作業員3名が3号機の地下で被爆した事故。

あれだけ放水している場所に短靴で入る事自体、素人、若しくは知識に欠けた方と

言うしかない。勿論気の毒だとは思うが、そういう場馴れしていない人間もかり出さねば

ならぬほどに、今回の事故現場は大勢のタマがいるってことです。

報道各社の言い方を聞いていると、「東電の協力会社社員」って言ってます。

協力って、普通言います?下請けでしょう。せめて関連会社。

協力会社ってのは東電の言い分なんでしょうが、この用語一つ取っても

会社の体質を表していると思うのですが。

内部で警報機を胸に付け、ピーピーと鳴ったら、その人はそれ以降一年間に出来る

仕事は限られてきます。25mmシーベルトで慌てて出て来れば残り3回ってな

感じなんでしょうかね。

確かに、地方での雇用を生んでいる側面は持っています。ただでさえ過疎地帯で

企業だって限られている。年老いた両親残して上京してしまう訳にもいかず、

故郷での働き口を求めたと言ったら言い過ぎでしょうか。

これも一種の原発マネーと言えるでしょう。

誰しもが嫌がる仕事だが、普通よりは多額の札束で頬を叩いて、押しつけてしまう。

仮に重大な人身事故が起こっても、責任を取るのは協力会社です。東電ではありません。

ならば、東電が自分の所で作業員を採用して、訓練も自分でしたら良いじゃないですか。

普通こう考えますが、ダメなんですね。事故の危険性が高すぎます。

事故が起こる度に「東電の社員が」とメディアにやられては会社の体質も問われるし、

もっと大事な「隠す」事が出来なくなってしまいます。補償の問題もあります。

今回の事故だって全国が注目してるから明るみに出ただけのことで、

日本中で行われている定期検査や臨時検査なんかでは、軽い被爆程度は

当たり前のことなのです。

 人間はウラン鉱石を掘ってきて、精錬して原子炉に入れることまでは出来る。

精錬を繰り返して濃縮して原爆を作ることも出来る。しかし、原子炉の中だろうと

どこかの砂漠の実験場だろうと、一端核反応を起こしてしまったところからは、

生まれ出された放射能を、どこの国だろうと、どんなに優秀な科学者だろう

と、コントロールする事はいまだに誰にも出来ないのです。

核反応で生まれる核物質には様々な種類の物がありますが、そのほとんどが

実際に核反応が起こってから知った物でした。本当はその物質の恐ろしさが

解った時点で封印するのが正しい選択だったのかも知れない。

しかし、人類はその発する巨大な熱エネルギーの魅力の方を取ってしまった。

勿論、兵器としての利用で。核反応を起こしてみたら、今度はその中に

プルトニウムという、これまた巨大なエネルギーを秘めた物質があることが判明した。

ごく少量で、ウラン濃縮するより安上がりでコンパクト。毒性も桁外れに大きい。

これで原爆作って、長崎に落としてみた・・・。

あとは記述できません。

平和利用ってのは、兵器利用の言い逃れだけで、北朝鮮が軽水炉を持ちたがって

いるのも、当然、自前でプルトニウムを調達したいが為なのが顕著な例でしょう。

先進国の資本の下で管理されている発展途上国の原発は例外もあるでしょうが、

純粋な気持ちだけで平和利用している国って、そんなにいくつもありません。

敵国に落として、壊滅的被害を与えて、あとは放ったらかしておけばいい

兵器と違って、平和利用となると、放射能管理は避けては通れない、しかしながら

コントロールする術は人類は持ち合わせていないのです。

先日来、福島から放出されたヨウ素131とかセシウムとかが検出されて

水道水も、農作物も汚染されてしまいました。

今回報道されているのは検出した量の多かったこれらが目立っていますが、

大気中に放出される放射性物質はこれだけじゃない。

ちなみに大気中に放出されたり、海洋放出される物質の「毒」が効果が薄くなる

目安として、半減期って指数が使われたりします。

ヨウ素131なら8日間で半分の薄さになります、仮に小さなほこり程度の大きさ

だったとして、そこから出る放射線が半分の量になる値です。

セシウム137だったら30年です。

まだ、この二つなどましな方・・・。

例えば化学式は専門家に任せるけれども、微量ながら放出されている

ヨウ素129の半減期は1600万年です!大気中のプルトニウムなら6500年!!

こんな物が、事故の際は当然大量に、そして事故は無くとも、日常的に、

測定値では「基準内」というまやかしの数字の中で、健全に見える原発や、

六ヶ所村の再処理工場からは日常的にばらまかれているのです。

また別の機会に触れますが、六カ所の施設から放出されている量は、

他の、健全に見える原発全ての放出量に匹敵する量なのです。

先日、近畿大学の教授が懸念される食物連鎖について問われたときに

「それは無い、そんな心配はない」と言ってのけて、瞬間湯沸かし器の僕は

大慌てでこのブログの号外を書き、日テレに抗議の電話を入れました。

同時に視聴された読者の方も、よみうりテレビに抗議文を送ったとのこと。

大気中や、海洋に流れ出た放射性物質が例え微量でも、プランクトンがそれを食べ、

小魚がそれを食べ、また大きな魚が小魚を食べ、これを食物連鎖と言いますが、

この間に、少しずつ物質は濃縮されていきます。

イギリスにあるセラフィールドという再処理工場は世界的にも規模が大きく、

長い間、日本も原発から出た使用済み核燃料をわざわざここまで運んで、処理して

もらっていました。(フランスにも)廃棄物と抽出されたプルトニウムは返還されてきます。

ところが、このセラフィールド周辺で、白血病、癌の健康被害が続出し、

一時、廃止に向け規模縮小の事態が発生。(現在、また再稼働中)

日本から受け入れていた使用済み燃料は現在も少しずつ未処理のまま、また

極秘の厳重管理のなのもと、六ヶ所に向かって送還されています。

とにもかくにも・・・核兵器の開発手段だった原子力は、その持ち合わせた魅力的な

熱エネルギーに目がくらんだ一部の学者による目隠しの手段として「平和利用」

される事になりました。もともと、どこかの敵国に落っことしてお終いの兵器ですから

その後の事なんて考えもしてなかったのです。

格納容器だの圧縮容器だの、建て屋はコンクリートで2mの厚みがあるだのと、

やたらと厚みを強調した金属や、コンコリーとの中で監視してるといえど、

その半端ではないエネルギーはコンクリを吹っ飛ばし、金属も溶かしてしまおうという

勢いです。

平時ですら全く扱う術のない人類が、かくも危険な核エネルギーを使う、

これこそまさに人類のおごりであり、そのことが人類滅亡に向かって

歩んでいるのだと言う事を再認識するべきです。原点に還らなければなりません。

原子力産業はプラント自体がすべて大がかりになるため、建築も管理も

想像を絶する巨額の費用と、人的労働力が必要になります。この事がまた、

利権の連鎖を生み出し、国家、企業の癒着に繋がってしまいます。

原発にどんなに地元民が反対運動をやっても、いつの間にか建設が始まっています。

最後は国家が地元首長の頬を札束ではたき、地元の政治家が反対活動家の頬を

また札束ではたき、交付金をばらまき住民を黙らせてしまいます。

建設が始まってからでは遅い。前福島県知事は途中で建設反対を訴えた途端、

聞きしに勝る、「0円の贈収賄」で逮捕され、政治生命まで奪われてしまいました。

検察は例の村木局長を有罪にした本人でした。国家の陰謀そのものですね。

今回、福島の事故を受けて、一旦は原発推進の機運は弱まるでしょう。

しかし、一度美味しい思いをした人間は必ず水面下で機運を待つはずです。

人類に制御できない原子力を利用して、自身は安全な場所で利権の恩恵だけ

享受しようと考えている人間が何百、何千人いるんでしょうか?

原子力に疑問を持たれた方も、反対の方も、今までと同じ、草の根運動で

反原発を唱えていてももうダメです。

全国の反原発の動きを少しでも束ねて大きなうねりで対抗しなければなりません。

今はデモも募金もいらない時代です。署名の一つ頂ければいい。そして関心を

持って注視しているだけで運動は出来ます。

今、浜岡原発停止に向けた住民の署名が終わったばかりですが、この先、

日本中から国家単位での原発政策撤退運動が始まるでしょう。

その時は、皆さんもご一緒に、大きなうねりの一員になりませんか?

方法はお知らせ致します。

お子さん、お孫さん、そのまたお子さんが、放射能に怯えて暮らさなくとも良い

世の中にしましょう!!

もっと専門家は大勢いらっしゃるのに、偉そうに語ってしまいました。申し訳ない。

でも、何とかしたくて・・・。ご理解下さい。

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コメント

稲さん、私もうねりの一員に加えて下さいね。方法を教えて下さい!

 福島原発事故が0.63エクサベクレルの放射性物質をまき散らしたと発表された。かってチェルノブイリ原発事故では5.2エクサベクレルの飛散があったが、これは広島型原爆の500倍であった。つまり今回は500×0.63/5.2=60で、広島の60倍である。
 チェルノブイリでは事故当初に203人が入院し、内31人が死亡した。しかし当初は予測されていなかったが、その14年後には事故処理交代作業員86万人中の74万人が何らかの病気に罹り、内5万5千人が死亡した。ウクライナ国内の被曝者総数は342万人に上ると言われている。そして25年経った現在も周囲30キロ圏は放射能の為に立ち入り禁止が続いている。
 従って単純計算では、今回は事故作業員の内9万人が病気に罹り、内6千人が死亡し、国内の41万人が被曝すると考えられる。早急に福島原発病院を作り、継続的な被曝計測とガン検診と治療を行なう必要が考えられる。
 また今回は元凶の核燃料を抜く作業に5年、完全な廃炉に10年かかると発表された。同様に長期に渡り立入禁止区域になると考えられる。

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