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原発はいらない5

 核兵器の開発から、偽りの名目で始められた平和利用=原子力発電、

どんなに開発者が安全を吹聴しようが、そもそも副産物である放射能の

コントロールは、未だ人類には出来ない。

しかし、一端始めてしまうと、そう簡単には中止できないから困ってしまう。

「やぁ~めた!」 そう言って放置できるなら事は簡単だが、運転してしまった

原子炉には人類が初めて同じ人類に向かって投下した、広島や、長崎をも上回る

放射能や、プルトニウムが既に大量に出来上がってしまっているのだ。

一端、国策で原発を作ってみたが、管理や危険性に気付き廃止に向かっている

国々もある。それは頼もしく、見習うべきではあるけれど、廃炉にするためには

また長大な費用と、永年に渡る安全管理もつきまとう。

管理といったって、じっと見つめているわけではない。何年も何年も冷やし続け、

放射性廃棄物が害の無い物質に変わるまで、50年も100年も、決して人間が

触れることのない環境に置かなければならない。ここに今度は廃棄物の管理と言った

原発を運転するのと同等、若しくはそれ以上に危険を伴う作業が待ち受けている。

アメリカ、9.11のテロリストは目標物を誤ったという意見を述べる学者もいる。

テロリストにもう少し知識があって、本当にアメリカに壊滅的な損害を与えたかったら、

ビルではなく、原発に航空機を墜落させた、と言う物。

考えただけで恐ろしい。

チェルノブイリやスリーマイル、そして今回のフクシマ・・・恐らくこの程度では済まない。

核の施設にはこのテロとの恐怖、戦いも考えねばならないのだ。

今現在、冷戦構造も緩み、東西の緊張はかつてほどはない。しかし逆に

国家同士の戦いでは抑止力が効いていようとも、テロに対してはなんの意味も持たない。

自爆テロ犯が原発施設に侵入するの先進国ではまず不可能だろうが、例えば

それがテロ国家だとしたら?テポドンやノドンは簡単に日本や近隣国の核施設を

射程に捉えている。

馬鹿らしいと思う無かれ、核の管理には50年も100年もかかる、と、さっき書いた。

放射性物質によっては500年経っても危険な物もある。

今現在の国際情勢だけを見て、未来永劫、平和な国際社会が続くと思う方が

馬鹿らしいかも知れない。

六ヶ所の再処理工場の近辺には、建設時からすでに2機の米軍機が墜落している。

三沢基地周辺にはこんな危険性だってあるのだ。

僕は今回の東北地震を1000年に1回とは思わない。

何もマグニチュード9じゃなくたって、立地によってはそれ以下でも充分に危険な

地震は何回でも起こりえると思う。

現に、東海地震や、中部地震のおこる確立はかなり高いと多くの学者は言っている。

こうやってテロやら戦争やら、航空機事故、そして地震の確立を考えたとき、

再度、同じ事はすぐにでも起こりうると言えるのではないか。あるいは、百歩譲って

すぐではないとしても、例え今すぐ世界中の原発を止めたとしても、既に出来上がって

しまっている核物質、廃棄物の恐怖から逃れることは出来ないのだ。

だったら同じ事だから続けましょう、って言うのではありませんよ、

未来のどこかの日が、1日でも安全な日になるためには、今日でも明日でも、

とにかく早く、少なくとも核分裂を伴う利用は止めなければならないと。

今回でクエスチョンが付いてしまったけれど、技術大国日本、被爆国日本が

世界の音頭を取ってリードしなくてはいけないのです。

原発の廃止を唱える100の理由のベストスリー。どれがナンバーワンかは

比べられない。原子炉の運転と同時に廃棄物も生産してしまっていることを

考えれば、同じと言えるかも知れないが、ここまで何度も言ってきたように、

人類にはコントロール不能な放射能、これをどうやって処分するか、未だに

決まっていない・・・それなのに生産し続ける。こんな馬鹿な話しはないでしょう。

各原発から出た廃棄物は一端その原発で1年以上冷却のために保管され、

その後、青森県の六ヶ所村に運ばれてまた数年間冷却します。

冷却後、再処理工場に送られ、プルトニウムと廃棄物に分離されます。

この時の分離された廃棄物が「高レベル放射性廃棄物」と呼ばれ、

ガラスと混ぜ合わせ、ステンレス容器に詰められ50年以上冷却のために

保管、その後、地下300m以上の所に埋める・・・となっていますが・・・

場所が決まっていない。候補地すら現在は無い。

当たり前ですよね、ガラス混合物の耐久性だって立証されていないし、ましてや

ステンレス容器だって地下で腐食するかどうか、実験したわけじゃない。理論だって

また「安全だ、安全だ」ですから、今後も信用性は無く、受け入れる自治体が

あるのだろうか、はなはだ疑問。

もう一方のプルトニウムだって、核兵器に使う以外はない。地獄の生成物。

みみかきひとさじ分で数百万人の致死量にもなるこの魔の物質、日本は既に

50トン近く保有してしまい、核拡散の防止的観点からIAEAから注目される始末。

ならば!!プルトニウムを燃やして運転する「高速増殖炉」を作りましょう、と、

「もんじゅ」でやってみたが、事故ばかり。難しすぎて、世界で実験しているのは

すでに日本だけ、それも実用化は2050年以降って事になってます。実際無理。

止めてくれ、だ。

苦し紛れに通常の燃料に混ぜて消化しましょう、ってのが「プルサーマル」です。

フクシマ3号機のですね。処理した物がまた運転の段階に戻ってしまって・・・。

これが、核のリサイクルとかなんとか聞こえよく言っても、所詮、手に負えない物の

なすりつけなんですね。そうやって危険度をそのたびに増してしまっているのですから

やっかいなことです。

こうやって、ゴミが捨てられないのに、どんどんゴミを生んでるのが今の原子力政策。

身震いするけど、笑えませんか?この超危険ゴミ、100年も200年もそのまま

六ヶ所に置いておくつもりでしょうか?

魔法の粉を振りかければ放射能が消える物質、お願いします、未来の科学者様、

開発してくれませんか?って姿勢。

http://stop-rokkasho.org/

作曲家、坂本龍一氏が推進役の「ストップ・ロッカショ」プロジェクトです。

各ページをクリックして読み進んでみませんか?

氏を始め、協賛ミュージシャンの音楽が無料ダウンロード可能、お得ですよ?^^

総論から反原発を述べる偉そうな解説はとりあえずここまでにして、

あとは個別に浜岡止めろ、だの、停電は嘘だ、と、騒がせて頂きます。

世間に反原発のムードが高まり、紙面、誌面、論文、討論で重複してくるでしょうからね。

それにしてもフクシマ・・・もう収まってくれないものか・・・。

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コメント

「サンデー毎日」4.3増大号 佐高信の政経外科では

 「漫画家の弘兼憲史、ピラミッド(学者)の吉村作治、そして作家の荻野アンナや幸田真

音といった原子力発電安全PRに一役も二役も買ってきたあなた方を私は勝手に“原発お

じさん”や”原発おばさん”と呼んでいるのですが、今度の東京電力福島原発の事故をど

う受けとめたでしょうか?」

と、始めている。


また、広瀬隆氏は、「二酸化炭素温暖化説の崩壊」で、

 「まったく根拠のない二酸化炭素温暖化説の上に乗って、原発の宣伝に走り回る浅井

慎平、寺島実郎、毛利衛、大前研一、吉村作治、さらに電力会社・原子炉メーカーお抱え

の芸能人と、彼らに発言の舞台を提供する新聞とテレビ、雑誌に問いたいのは、あなた

たちのどこに地球を愛していると言う資格があるのか、ということである」

と、言及している。


彼らが、「稲さんの言いたい放題」を読んで悔い改めることを願うばかりである。

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