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続・原発はいらない61

 風評被害、ってやつをちょっと考える。

こんな事を書くと怒られるかも知れないが・・・怒る奴の気が知れない。

近所のスーパーに「東北を応援しよう」みたいなコーナーがあって、生鮮を始め

結構な数の商品が並べられている。

たまたまきゅうりを購入したかったのだが、通常の売り場には無かったので、

そのコーナーに山積みされている品を手に取ってみた。

産地表示は「福島」だ。

他にもグリーンアスパラ、ほうれん草が同じく福島産の表示。

僕は迷わず、買わなかった。

この僕の行動はいわゆる「風評」だからだろうか?

今まで取り立てて原発や放射能に無関心で、現在だってどの程度知識や興味を

持って接しているか解らない方々が、純真に東北応援のために買っていく姿の

方が美しいだろうか。

事故後の計画停電は明らかに原発依存を知らしめる「嘘」だった。

それだけではない。東電、政府による隠蔽や嘘の数々が明らかになっている。

子供の被曝線量は1mmだの20mmだのいい加減な数値に行ったり来たり、

結局のところ、未だに何も確かなことは解っちゃいないし、都合の悪いことは

発表すらしない。そこにあるのは、いかに事故を小さく見せるか、被曝の危険を

過小に見せかけるか、それだけだ。

それはひとえに、現在から将来にわたる「賠償」の額を少なくするかの命題のためだ。

非難地域にしたって1km拡げるだけで数千億かかるという。

ここでは、人命と費用が天秤に乗せられる前に、費用ありきだ。

福島の全小学生を疎開させろ、という至極まともな識者の声がある。

実施を拒むものは、費用と、将来にわたる放射線障害を認めなくてはならないという

負い目を認めざるを得なくなるという計算。人命は二の次なのだ。

さて、風評。

現実に風評被害で苦しんでおられる方々が大勢いらっしゃることは事実。

昨年秋に収穫された米や穀物を福島だからと購入しない愚者も多かろう。

しかしだ。

昨日、一昨日収穫された野菜や魚介類はどうなのか。

誤解されぬよう、結論から先に述べておくが、「風評」という言葉を巧みに使って

賠償額を減らそうと考えている「役人」が山ほどいるぞ、ってことだ。

勿論大将は国家の総責任者であることは疑いようがない。

福島から遠く離れた静岡の新茶から基準値をはるかに上回るセシウムが検出

されて出荷制限がかかっていると言うのに、地元の野菜が本当に

「応援」するために進んで購入を促すほどに安全なのだろうか?

いい加減な基準値の設定や測定方法で、出荷制限は「見逃して」もらってる、

食べても直ちに健康に影響のない野菜達なのではないか?

雨後、厳密に測定したら制限値を越えていたが、出荷させなかったら何億円もの

賠償金が膨らんでしまうから、黙っているのではないか?

被災地応援全国キャンペーンに乗じてしめしめと・・・あり得ない話しと

言い切れないだけの大罪を東電も政府も繰り返しているのだから、誰が信じるか。

僕の大好きな「初がつお」の漁が三陸沖でも始まったそうだ。

ところが収穫を終えた船は風評を恐れて、地元には水揚げせず、千葉の漁港に

持って行ったそうだ。

ちなみに三陸沖の海の正確な汚染測定は済んでいない。

漁業の復興が始まり、今後は話しは畑だけでは済まなくなる。

僕は冷凍物になってしまうだろうが、今夏の初がつおは九州沖、四国沖で

獲れたものを選んでしまうだろう。

2~30年後の発癌を恐れる必要のない方や、お子様に食べさせる機会もない方には

余計なお節介だろうが、少なくとも政府が「風評に惑わされるな」と言ったら

それこそまともに受け取らない方が身のためだ。

風評被害を煽る「風評」に惑わされませんように。

出荷制限ぎりぎり通ってきた商品を並べておくスーパー店長の見識を問う。

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